「箱根駅伝」って関東の大学以外参加できないの?
みなさんこんにちは。カナデしゃちょーです!
お正月はどうお過ごしですか?
自分は里帰りしているのですが、朝起きるととりあえず駅伝を見ています。
ただ走っているだけなのになんとなく見守りたくなる…
例の薪を燃やすだけの番組と同じなのかもしれませんね。
それで自分、不思議に思いました。
「なんで箱根駅伝って関東の有名私立ばかり出てるんだ?」
せっかくなら2018年の箱根駅伝の結果もこちらに。
>>第94回箱根駅伝(復路) | 箱根駅伝 | 実況 | スポーツナビ
箱根駅伝は関東のローカルな大会だった
「箱根駅伝」の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」です。
この箱根駅伝、実は、関東地方の地方大会という位置づけでした。
しかし、1987年に日本テレビが全国放送での生中継を開始して以来、日本全土で注目度が上がり、今ではお正月の風物詩になっています。
ちなみに第一回大会は1920年2月14日に行われています。
開催のきっかけは、アメリカ大陸を継走で横断するための代表選考会という位置づけだったそうです。
もしくはもう一つの説に、飛脚制度をもとに、タスキを手紙に見立てて東京から各宿駅を継走して箱根まで届けるというイベント的な要素もあったそうです。
なんにせよ、戦前から続く関東では伝統の大会となっています。
箱根駅伝の参加条件
先ほど言ったように箱根駅伝は関東のローカル大会です。
よって、参加できる大学は「関東学生陸上競技連盟」に加盟している大学のみになります。
H29年時点では関東学連に参加する大学は158校あり、大会常連校はもちろん関東の名の知れた大学が多数所属しています。
もちろん関東学連に参加しているというだけで参加できるというわけではありません。
基本的に箱根駅伝出場校は20校+オープン参加の関東学生連合の21校。
まずは前年の箱根駅伝上位10位の10校がシード枠で決まります。
残り10校は予選会で参加を勝ち取らなければいけません。
この予選会は、本大会の2か月以上前に、陸上自衛隊立川駐屯地内の滑走路を周回し、立川市の市街地を通過して、昭和記念公園内をゴールとする20kmのコースを各校10名以上12名以下の走者が走って行われています。
そして各校の上位10名の合計タイムが早かったトップ10の大学が本大会に出場できるとされています。
毎年、箱根駅伝の中継では優勝争い以外にも10位と11位の場面では、選手も走り切った後に本当に悔しそうな顔をしているのを見ると競争の激しい予選会であるとうかがえますよね。
関東学生連合とは?
箱根駅伝を観戦していると「関東学生連合」という名が目につきますよね。
名前から想像できるように、これは箱根駅伝本戦に出場できなかった大学の学生が集まってオープン参加(順位はつかないが個人記録はつく)しているチームです。
予選会で敗れた大学の成績優秀者を各大学1名までの16名を選抜してチームを組みます。
ただ、箱根駅伝は各選手が母校の名前を背負って走るもので、こうしたチームに違和感を感じるなど否定的な意見もあります。
その一方、「この経験を母校に持ち帰り来年に生かす」といった連合の参加選手の声もあるなど選抜チームでの経験を生かして翌年に見事、本戦出場を果たした大学もあるなど存在意義は大きく、現在まで関東学生連合の存在は継続しています。
個人的には関東学生連合は面白いと思いますがね。
言い方は少し悪いけど、弱小校のエースが全国放送で日の目を見る感じが好きなんですよ。
今年2018年の関東学生連合は繰り上げスタートで最下位でしたが、過去には実質4位に食い込むなど実際に実力はあるようです。
あとがき
正月、暇ですね。
ほんとうにひま。
はやく一人暮らしの自分の城に帰りたい。
今日はここまで!じゃあね!